中松3区(南阿蘇村)の輪地切り作業に参加しました
2012年 10月 10日
数日前、某テレビ番組でタレント“イモト”があのスイス・マッターホルンに挑戦し、見事登頂成功するのに発奮してしまいました。そして、輪地切り“初心者”(先日の刈払機講習会で修了証は一応いただきました)は、業界でも超難所の呼び声高い「中松3区」に挑戦したのでした。 この続きを見たい方は、写真下左のMORE をクリックしてね!
軽トラックから降りて、まず作業目的地までよじ登ること約40分、本当に喘ぎました。
道なき道、薮に覆われ急峻な坂をひたすら登りました。リーダーのMさんが先頭をかき分けて、安全なルートを確保し、その後の6人目くらいを続く“初心者”には、既に相当に道が造られ、路肩が悪く道幅狭く両側絶壁の難所も安心して通れるようになっていましたが、ひたすら喘ぎながらよじ登りました。
やがて作業開始場所にたどり着き休憩。リーダーのMさんたちは輪地切り作業場所の斜面角度を楽しそうに測っていました。そこは、なんと30度。トラクターは15度まで、あか牛は30度まで登れるとか。たしかに良く見たら、牛道があちらこちらに。
さて、作業範囲の東側は前週に作業済みの中松2区との境界まで、反対側はその稜線を北にたどる尾根の頂上あたりにかけた約1km弱。“初心者”も悪戦苦闘しながら頑張っていたようでしたが、あ~あ~と言ってる間に第一弾作業終了。みなさん手慣れたもので、フットワークも刈払機の操りもさすがにお見事でした。
いつもならこの頂上辺りで昼食だそうですが、今回は少休憩だったそうです。
ボランティアのみなさんと一緒に記念撮影。背景には白い噴煙を上げる中岳あたりと火山展望所あたりが見えますね。そして360度が見渡せる絶景。先ほどまでのあえぎはなくなり、爽快感に一変しました。それにしても見事な眺望です。俵山と風車、大津・菊陽・西原村から熊本市内が見渡せ、さらにその向こうには金峰山も。さらに左には 南阿蘇村と外輪山の山並み、ずっと高森まで。
飽きませんね。さて、高度はと言うと、1095mでした。烏帽子岳に飛び移れそうな・・・!そんなはずはありませんが、ちょっと気持ちも大きくなりましたね。
さてさて、第二弾作業が始まります。ひと目頂上から見下ろして、見慣れた眺望に気づきました。グリーンストックの広報物で何度もお目にかかった、あの急斜面を降りながら輪地切りの名所・名場面です。思わず“ここだったのか~”と。
さらにびっくり、滑落しそうな斜面を軽々と飛び降りていく今牛若丸たち!
“初心者”には大変残念ながら、作業指示が出なかったため上からしばらく見学させていただきました。7.12大水害で草地の斜面に大きな爪痕も。そのうち、両足・ひざやモモがガクガクしびれてきました。これはイカンぞ!平坦地で若干刈払機を動かし始めましたが、踏ん張りが無くなり始めました。
そんな“初心者”にお構いなく、みなさんのおかげで立派な輪地切りが完成しました。
温泉券をいただきましたが、ゆっくり温泉につかるよりも、まだ足が動くうちに帰宅し風呂に入って休養を心掛けたところ、翌日への後遺症はまったくありませんでした。
良かった良かった。
何と言っても、“イモト”の挑戦に刺激を受けたものの、挑戦だけではなく、ボランティアさんと地元が協力し合って守り続ける“何か”をしっかり感じる “せっちゃん”の貴重な一日でした。
最後まで駄文にお付き合いいただきありがとうございまいました。